大坂なおみ選手が全豪オープン優勝しましたが、その優勝を支えたのが、ミスやイライラで自滅せず、メンタルを強くする「メタ認知」というスキルが身についていたことが一因と報道されていました。「メタ認知」とは、ミスしても折れない心を作るスキルということなのですが、実際どのようなスキルなのでしょうか?また大坂なおみ選手が全豪オープンで優勝できた理由をメンタル面から探ってみたいと思います。「最強の思考法」として紹介されていました。
このメタ認知能力、子育てでイライラした時にも活用できると思いました!
大坂なおみ選手が取り入れたメタ認知という手法とは?
スーパーJチャンネルでは、スポーツ心理学者の児玉光雄さんがメタ認知について解説していましたが、
メタ認知のメタとは「高次」という意味で、一つ上の視点から客観的に自分自身のことを冷静に落ち着いてみて、評価し、自分の感情や行動をコントロールするという手法だそうです。
大坂なおみ選手は、このメタ認知というスキルをマスターして、メンタル面が大きく成長したとコメントされていました。
スポーツ心理学者 児玉光雄さんの大坂なおみさんの進化へのコメント
スーパーJチャンネルでも、スポーツ心理学者でプロテニスコーチの児玉光雄氏が登場していましたが、他の取材で、このようにメタ認知についてコメントされています。
「以前の大坂選手は大事なところでミスをするとそのままズルズルと自滅していった。2年前に出会ったサーシャ・コーチは、大坂のメンタル面に問題があると見抜き、選手目線で改善に取り組んだ。やさしい言葉づかいで折れそうな心を支え続け、大坂の幼い心は徐々に変わっていった。
イラついてラケットを投げるシーンもめっきり減ったのは、『メタ認知』といって、自分の言動を客観的に見て、制御できるようになったからです。人並み外れたパワーやスピードがあっても、それに伴うメンタルの強さがなければグランドスラムを勝つことはできない。サーシャ・コーチと出会ったことは幸運です」
メタ認知はどのような場面で役立つ?
さて、具体的にメタ認知とは日常生活のどのような場面で役立つのでしょうか?
例えば、レストランで注文をしても全く料理が運ばれてこない場合、
イライラすること多いですよね。
その時にこのメタ認知とという手法を使います。
「一度状況を冷静に、客観的に考えてみる」ことをします。
例えば、読んでも店員さんがこないのは、
1)店員自体が少ない
2)満席で混んでいる
3)他の人も待っている
という状況を客観視すると自分がだけがイライラする必要もないと冷静になれます。
メタ認知は子育てにも役立つ?
大阪選手を優勝に導いた精神面での強化に役立ったメタ認知という手法ですが、日々の子育てにも使えるなと思いました。
大人と違って思いも掛けない行動や言動をする子供に対して、つい忙しい時などイライラしてしまうことがありますが、その時に感情に任せて怒らず、
「一度怒りそうな自分を客観的にみてよう」と思って、なぜ自分はそんなに怒っているのか、そこまで怒るようなことなのか?と一呼吸して考えてみるだけで、感情に任せて子供を怒らないで済むかもしれないですよね。
感情に任せて怒ると、子供の脳にも悪い影響があるというのが先日違う番組で放送されていました。
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