1月6日放送の「パリコレ学(林先生の初耳学)」では、特別講師にコシノジュンコさんが登場します。その放送前に、コシノジュンコさんがどのような人なのか、パリコレとの関係、デザインや服、プロフィールについて紹介したいと思います。若い世代の人にはコシノジュンコさんとは誰?と言う方もいるかもしれないなと思い、プロフィールなどをまとめてみました。
今回のパリれ学は、コシノジュンコさんが手がけるファションショー形式のトレーニングということで、目が離せませんね。
コシノジュンコさんのプロフィール
生年月日:1939年8月25日、現在79歳!!
出身地:大阪府岸和田市
出身校:文化服装学院デザイン科
パリコレ参加年:1978年
コシノジュンコさんは、文化服装学院デザイン科在学中に新人デザイナーの登竜門といわれる装苑賞を最年少の19歳で受賞されています。
コシノジュンコさんが、青山やにお店を出されたのが20代、ブティックコレットというお店だったそうです。当時は、ザ・タイガーズなどの音楽グループの衣装を手がけられることが多く、70年代ブティック ジュンコをスタート。その後、パリコレへ。
1978年からパリコレクション初参加。以降北京やニューヨーク、ベトナム、キューバ、ポーランド、ミャンマーなど各地でファッションショーを開催し中国にファッションショーというものを一番最初に手がけた人。
オペラやミュージカルの舞台衣装やスポーツユニホームのデザイン、インテリアデザインまで幅広く活躍しています。
2017年に文化功労者に選出されています。
最近では、ドコモのCMでブルゾンちえみさんとの共演が本当の親子見たいと話題になっていましたね!
岸和田の星である
コシノジュンコ、「一卵性母娘」ブルゾンを支えた言葉 : NIKKEI STYLE https://t.co/Zk5jcLgCcH
— шiсhiο(1eⅴe|0.∃mm) (@michi03113) 2018年12月22日
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コシノジュンコさんとパリコレ学
すでにコシノジュンコさんの会の写真がインスタに上がっています!
コシノジュンコさんがヘアスタイルからファッション全てを手がけて、ファッションショー形式で行われる1月6日の回ですが、この写真だけ見ると誰が誰か分からないくらいですね。
放送が楽しみです。
コシノジュンコさんとファッションの出会い
さて、世界的に有名なデザイナーコシノジュンコさんですが、元々、大阪の岸和田市にある、お母様が洋装店を営むお家に生まれた3姉妹の次女。
その母、小篠綾子氏をモデルにしたのがNHK連続テレビ小説『カーネーション』です!(2011年に放送)
ファッションは身近な存在でしたが、元々画家になりたいと思っていたそうです。ただ、コシノジュンコさんの絵を見て、文化服装学院の先生から「こんなに上手なら、その才能をファッションに生かしたほうがいい」との勧めがあって、ファッションの道に繋がったそうです。
文化服装学院に入ってからは2年のコースを1年で飛び級し、新人の登竜門と言われている、装苑賞を受賞されて注目を集めるようになったそうです。ちなみにその翌年にKENZOの高田賢三さんが受賞されているそうです。
その受賞をきっかけに、銀座い小松ストアーにコーナーを作って服を売るチャンスが来て、コシノジュンコ・ジュニアコーナーというのができたのが1961年のことだそう。
コシノジュンコさんは三姉妹でファッションデザイナー
ご存知の方も多いと思いますが、コシノジュンコさんは三姉妹で、皆デザイナー!
お姉さんは、コシノヒロコさん。
コシノヒロコさんもパリコレで幅広く活躍した方。分かりやすいところでは、阪神タイガーズの衣装を手がけています!
インスタ見るとお若く見えますが、1937年1月生まれで、今年で82歳!!!見えません。
妹さんはコシノミチコさん。
ミチコロンドンのブランドを世代によっては聞いたことがあるかも?
1943年生まれで、今年76歳だそうです。
コシノジュンコさんとパリコレの歴史
コシノジュンコさんは、東京での活躍、成功を確たるものにしてから、
1978年から2000年までパリコレに参加し、パリにブティックも出店し、住んでいたそうです!
そしてパリコレは大成功だったそうで、その功績が認められて、世界中でファッションショーをするきっかけになったそうです。
その後、アジアでのファッションショーを手がけたり、中国で一番最初のファッションショーを手がけたのもコシノジュンコさんだそうです。偉大です。
コシノジュンコさんが手がける服、ブランド
コシノジュンコブランドですが、オリジナリティにあふれていますよね。
いくつか紹介したいと思います。
また、コシノジュンコさんがデザインについてインタビューされた時の言葉がこちら。
常に期待以上の感動を生み出してこられたコシノジュンコさんの言葉の重みを感じました。
デザインって何かと言うと、どんなものを作ってもデザインしたということにはなるんですよね。でも、仕事として成立させるには自己満足ではいけません。
楽しんでもらえたり、喜ばれたり、いい意味での驚きを与えたり、着る人を満足させるものでなければデザインとは言えない。
デザインというのはサービス業に属するんです。誤解のないようお話ししておくと、サービスってお客さまの言う通りに仕事をすることじゃないですよ。お客さまの期待以上のことをやるのが「サービス」。どんな仕事でもサービス精神がないと何もできないと思いますね。
ちなみに、こういったショーだけでなく、ヴェルディ川崎のユニフォームや高校の制服、子供服なども手がけていらっしゃいます。
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コシノジュンコさんの特徴的な髪型の理由は?
さて、ちょっと気になるコシノジュンコさんの特徴的な髪型!!
その理由をとあるインタビューで答えていました。
「自分なりにいろいろと試行錯誤した結果、自然にこのスタイルに落ち着いたんです。私は大阪・岸和田で洋装店の3姉妹(ヒロコ、ジュンコ、ミチコ=いずれもファッションデザイナー)の次女として生まれました。
当時の女の子は漫画『サザエさん』のワカメちゃんみたいなおかっぱの髪形が多かったんですよ。でも3姉妹ともまったく同じ髪形だったらやはり変だし、嫌ですよね。
互いのライバル心もありましたから、自我が芽生えて成長するにつれて、姉のヒロコは髪を結って上げるスタイルに、妹のミチコはロングヘアになっていった。だから、私も姉や妹とは絶対に違う髪形にしようと思って、中学生のときにあえてショートのボブヘアにしたんです」
「実は心のなかでずっと憧れていた人物がいました。パリで『モンパルナスのキキ』と呼ばれていたアリス・プランという伝説的な女性モデルです。
画家の藤田嗣治やアメデオ・モディリアーニ、写真家のマン・レイらのモデルを務め、歌手、女優としても一世を風靡した人物で、マン・レイの愛人でもありました。そのキキがショートのボブヘアだったのでまねをしていたんです。
私は学生時代に油絵を本格的に勉強し始めていて、様々な本を読んだりして知識を広げていたし、パリに憧れて芸術の世界を夢見ていた。もちろん、若いころはロングヘアにしたり、色を染めたりしたこともありましたが、結局は今の髪形に戻ってしまう。
いろいろ試してみた結果、『やはりこれが自分のスタイルなんだ』と悟りました」
三姉妹との位置関係や憧れる女性への想いがあってあの特徴的なショートボブになったんですねー。
パリコレ学 注目のモデルは??
パリコレ学、先日のコンポジット撮影(モノクロ)で撮影された4名のパリコレ学のモデルさんを紹介しています。




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